施設概要
施設概要
| 施設名称 | 菊池環境工場 クリーンの森合志 |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県合志市幾久富460番地 |
| 処理能力 | 170t /日(85t /日 x2 炉) |
| 受入供給設備 | ピット&クレーン方式 |
| 燃焼設備 | ストーカ式焼却炉 |
| 燃焼ガス冷却設備 | 廃熱ボイラ方式 |
| 排ガス処理設備 | 乾式ろ過式集じん器+無触媒脱硝設備 |
| 通風設備 | 平衡通風方式 |
| 余熱利用設備 | 発電(2,800kW) |
| 給水設備 | 上水、井水 |
| 灰出し設備 | (焼却灰)ピット&クレーン方式 (飛灰処理物)バンカ方式 |
| 排水処理設備 | 場内再利用(無放流) |
| 電気設備 | 高圧1回線受電 |
| 計装設備 | 集中管理方式 |
処理工程
安全・安定的なごみ処理で、循環型社会に寄与する施設を実現。
- ごみの流れ
- 排ガスの流れ
- 蒸気の流れ
- 焼却灰の流れ
- 飛灰の流れ
- 薬剤の流れ
- 水の流れ
- 空気の流れ
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ごみの流れについて
収集したごみは計量した後、プラットホームからごみピットへ投入します。ごみピットのごみは、ごみクレーンにより焼却炉へ供給します。ごみは焼却炉で完全燃焼し、発生する焼却灰は焼却灰ピットに一時的に貯留した後、灰クレーンでトラックに積み込み、最終処分場へ送ります。
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排ガスの流れ
焼却炉で発生した高温排ガスはボイラで熱を回収した後、減温塔で冷却し、ろ過式集じん器でダイオキシン類などの有害ガスの除去および適正な処理を行い、煙突から排出します。
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蒸気の流れ
ボイラでは、高温排ガスから回収した熱で蒸気を発生させます。発生した蒸気は蒸気タービンで発電に利用します。蒸気タービンで利用した蒸気は、蒸気復水器で冷やして水に戻し、循環再利用します。
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1計量棟搬入されたごみを車ごと量る場所です。ごみと車両含めて30tまで量ることができる計量機を備えています。
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2プラットホーム収集されたごみをごみ投入扉から、ごみピットへ投入します。
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3ごみピット、ごみクレーンごみピットへ貯留されたごみは、ごみクレーンでよく攪拌してから焼却炉へ投入します。ごみピットには5800㎥(約12日分)のごみを貯留することができます。
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4焼却炉焼却炉内へ入ったごみを850℃以上の高温で燃焼させることで、ダイオキシン類の発生を抑制するとともに、ごみの臭気成分も熱分解します。
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5焼却灰ピット焼却灰ピットに貯留された焼却灰は、灰クレーンでトラックへ積み込まれ、最終処分場へ搬出します。
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6飛灰処理装置捕集された飛灰を薬剤処理し、重金属の溶出を防止します。
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7ボイラごみの燃焼によって発生した熱で水を5MPa、400℃の高温、高圧の蒸気にします。
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8蒸気タービン発電機ボイラで発生した蒸気を利用して最大2800kWの発電を行います。発電した電気は施設内で利用し、余剰電気は売却しています。
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9蒸気復水器蒸気タービンで利用した蒸気を冷やして水に戻し、再びボイラへ送ります。
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10減温塔ごみを燃やした時に出る排ガスは高温のため、冷却して温度を調節します。
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11ろ過式集じん器排ガス中に含まれるばいじん、ダイオキシン類等の有害物質を特殊なフィルタで取り除きます。
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12煙突有害物質を取り除いた排ガスを高さ59mの煙突から大気中に放出します。
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13中央制御室焼却炉の運転、公害監視機器などの監視、操作を24時間体制で行っています。





